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金属アレルギー・パッチテスト

口の中の金属の危険性に気付いていますか?

最近、食の安全が問題になっております。
食品や飲料水など、農薬や重金属汚染の話題には敏感の方が多いようです。
しかし、どんなに有機野菜や安全なミネラル飲料を摂取しても、口の中に金属があれば、
身体に悪い影響をおよぼす可能性があります。

それは、口の中で使われている金属の中にはイオン化して溶け出しやすく、
唾液、口腔細菌、血液などのタンパクと結合して
抗原性(アレルギー性)を持つ場合があるからです。
その結果、皮膚炎や粘膜にシミなどの症状が生じるようになります。

また、口の中の金属は帯電しやすく、ガルバニ電流と呼ばれる微弱電流を生じて、
味覚障害、粘膜疾患、他、様々な症状を引き起こしたりします。
口の中の金属によるアレルギーの危険性はピアスやネックレスなどによる感作によって
発症しやすくなりますが、発症しない場合でも長い期間にわたる金属の体内蓄積によって
身体的リスクが増大します。


■歯科用金属の場合
アレルギーを生じる金属の種類としては、ニッケル、コバルト、クロム、水銀、パラジウムによる
アレルギーが圧倒的に多く、銅、すず、カドミウム、金、白金、鉄、インジウム、イリジウム、モリブテン、
アンチモン、亜鉛、マンガンなどもときどきみられるとされています。

発症には、体質、年齢などによる個人差が大きく、体調の影響も受けます。
また症状も複雑で発現過程に個人差があるため、原因の特定を困難にしています。
このようなことから、金属アレルギーの発現頻度はピアスなどの装飾品による場合が多く、
口の中の金属の発症比率は少ないと言われておりますが、
歯科用金属の場合には慢性的な症状が続いたり、
明確な症状が出ないために金属の体内蓄積が進んで状態が悪化する危険性があります。



■どんな金属がアレルギーをおこしやすいのか
例えば、アマルガム(水銀)や保険の銀歯や入れ歯(ニッケル、コバルト、パラジウム)はアレルギーをおこしやすい、
また、金合金であっても、アレルギーを起こす可能性があります。
重度の歯周病や口内炎などでお口の中の炎症状態が慢性的に続いているような環境などでは
金属がイオン化しやすいという報告もあり、金属アレルギーが疑われる場合は、
まず、ご自分のお口の中に金属が入っているかを確認し、その金属の種類を調べてもらう事が大切です。


■口の中の金属とアレルギーの関係
現時点で懸念されていることは、口の中の金属によって免疫力が低下し、
老化や発ガンが促進されてしまうのではないかということです。
しかしながら現実問題として、金属成分を全く使用しない歯科治療は困難ですから、
パッチテストの結果をふまえ、ご自分の身体に合わせた素材の選択が必要になります。


■歯科金属アレルギーを回避するには

歯科金属アレルギーを回避するには、日常のプラークコントロールや定期的なメンテナンスによって、
虫歯や歯周病を予防し、金属を使わない最小限の修復を行うことをお勧めします。
しかし、不幸にも虫歯や歯周病歯によって失われた歯を回復する場合には、
ファイバーやジルコニアなどを使用したブリッジやプラスチックのバネを使用した部分入れ歯、
または、チタン製インプラント(人工歯根)とセラミックの人工歯冠を使用するのも安全な選択といえます。

最後に、最も重要なことは、虫歯や歯周病を未然に防ぐことです。
最近の予防歯科は急速に発展しており、虫歯菌や歯周病菌の除菌法が実用化されています。
歯の病気が起きる前にきちんとした予防歯科のプログラムを受けることが大切です。

パッチテスト

当院では、歯科金属アレルギーが疑われる場合、
原因が歯科金属かを特定する方法として皮膚科でのパッチテストをお勧めしております。
背中に試薬を貼りますので、汗のかきやすい季節にはこの検査は受けられません。

試薬貼付画像   試薬貼付画像
試薬貼付3日目   試薬貼付7日目


■テスト金属一覧

1 アルミニウム
  10
2 コバルト   11 クロム6価
3 スズ  

12

クロム3価
4   13 ニッケル
5 白金   14 亜鉛
6 パラジウム   15
7 マンガン   16
8 インジウム   17 水銀
9 イリジウム      

■歯科用金属
歯科の保険治療に使用されている金属には次のようなものがあります。

1、金銀パラジウム合金(含有金属:金、銀、パラジウム、銅、亜鉛 他)
2、銀合金(含有金属:銀、亜鉛 他)
3、アマルガム(含有金属:水銀、銀、銅、スズ)
4、ニッケルクロム(含有金属:ニッケル、クロム 他)

以前はニッケル、水銀、クロムなどに対するアレルギーが多かったように思いますが、
最近は金、白金、パラジウム、亜鉛などに対するアレルギーも
増えてきているように感じます。

症状の経過やパッチテストなどで金属アレルギーが強く疑われる場合、
基本的には金属の除去お勧めします。
しかしながら、金属アレルギーだからといって全ての金属を
セラミックスにかえる必要があるとは限りませんので
患者さんとよく相談しながら治療方針を決めることになります。
たとえば、根管充填や接着剤の中にも金属成分が含まれていますが、
現在の症状がある程度落ち着いているのであれば
新たに金属アレルギー陽性と判明している成分を使用しないという選択もあります。
生体には許容範囲というものがあり、そこからはずれなければ
症状は出ないものと考えています。

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